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PDF · メタデータ

PDFのメタデータを削除する方法|社外送付・応募前に

履歴書、見積書、企画書、レポートをPDFにしたとき、画面には見えない「作成者」「作成ソフト」「作成日時」などが残る場合があります。ただし、メタデータ削除と“PDF内部の全情報を消すこと”は別です。

2026年9月15日公開 · CreatorPrivacyKit Research

確認したい

作成者名、タイトル、件名、キーワード、Creator/Producer、作成・更新日時。

ローカル確認

削除前後のPDFを開き直し、対応しているプロパティが本当に消えたか比較する。

別問題

コメント、添付ファイル、フォーム、XMP、JavaScript、署名まで自動的に消えるとは限らない。

日本で特に気にしたい場面

転職活動で履歴書や職務経歴書を送る、取引先へ見積書や企画書を送る、学校や研究機関へレポートを提出する、匿名で資料を公開する。このような場面では、本文以外の作成者情報が不要なら、送付前に一度確認する価値があります。

たとえば社内PCのユーザー名、古いプロジェクト名、編集ソフト名、作成日時が残っていても、それ自体が問題になるとは限りません。ただ、「相手に必要のない情報は送らない」という考え方なら、共有用コピーを作る段階で整理できます。

PDFに入ることがある情報

情報注意
Author氏名、PCのユーザー名匿名公開では特に確認したい
Title / Subject / Keywords案件名、部署名、内部用タイトル本文に出ていない情報が残る場合がある
Creator / ProducerWord、PDFライブラリ、編集ソフト作業環境が分かることがある
Creation / Modification Date作成・更新日時作業時期を推測できる
XMPより詳細な制作情報標準プロパティ削除だけでは消えない場合がある
コメント・注釈レビュー名、メモ別途確認が必要
添付ファイル元データ、参考資料メタデータではなく別オブジェクト

「PDFのプロパティを空にした」だけで終わらない

一般的なメタデータ削除ツールが対応しているのは、PDFの標準的なDocument Info項目であることが多いです。これは有用ですが、PDFにはそれ以外にもXMP、フォーム、注釈、添付、JavaScript、署名など複数の構造があります。

そのため「作成者名を削除できた」と「完全に匿名化できた」を同じ意味にしない方が安全です。

送付前の実用フロー

  1. 元PDFを保存する。 編集前のファイルを残します。
  2. 標準メタデータを確認する。 Author、Title、Creator、Producer、日時を見る。
  3. 共有用コピーから不要項目を削除する。
  4. 書き出したPDFを開き直す。 削除できた項目を再確認する。
  5. 本文・コメント・フォーム・添付も見る。 ここはメタデータとは別です。
  6. 署名付きPDFは編集の影響を確認する。 編集で電子署名が無効になる場合があります。

「印刷してPDF化」は万能ではない

印刷経由で新しいPDFにすると、一部の構造を落とせる場合がありますが、リンク、アクセシビリティ、検索可能なテキスト、フォームなども失われることがあります。また、印刷側が新しいメタデータを追加する場合もあります。

「作成者情報だけ消したい」のか、「インタラクティブ要素を含めて単純化したい」のかを分けて考える方がよいです。

オンライン変換にアップロードする前に考える

機密性のある履歴書、契約書、請求書、社内資料を処理する場合、メタデータを消すためだけに第三者サーバーへPDF全体を送るのは本末転倒になることがあります。ブラウザ内で処理できる範囲はローカルで完結させる方が、データの移動を減らせます。

CreatorPrivacyKitの範囲: Local PDF Toolkitは対応している標準Document Info項目の確認・削除に使えますが、XMP、添付、フォーム、注釈、JavaScript、署名、すべての隠しオブジェクトを削除したと保証するものではありません。

PDFをアップロードせずに確認する

共有用コピーの標準メタデータをブラウザ内で確認し、必要な編集だけを行います。

Local PDF Toolkitを開く →