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AIイラストの見分け方:1つの特徴だけで決めない

指や文字の違和感だけでAI絵を断定するのは難しくなっています。表示ラベル、来歴情報、メタデータ、画像の中身、判定ツールを順番に見ます。

2026年9月18日公開 · 2026年9月19日更新

AIイラストの見分け方:1つの特徴だけで決めない?

指や文字の違和感だけでAI絵を断定するのは難しくなっています。 表示ラベル、来歴情報、 メタデータ 、画像の中身、判定ツールを順番に見ます。

C2PA: Coalition for Content Provenance and Authenticity; C2PA specification 2.4

最終更新

投稿サービスの表示ラベル、ファイルに残る来歴情報、メタデータ、画面の中身、判定ツールの順に見ます。新しい生成モデルは目視上の違和感が少なく、人が描いた作品にも崩しや省略があります。ひとつの特徴だけで決めない方が現実的です。

最初に見る:投稿サービスのAI生成ラベル

イラスト投稿サービスには、投稿者がAI生成作品かどうかを設定できる仕組みがあります。たとえばpixivは、制作過程のすべて、またはほとんどをAIが担った作品を「AI生成作品」と定義し、投稿時にAI生成作品設定を用意しています。公式説明はpixivヘルプで確認できます。

ただし、ラベルがないことは「人が描いた証明」ではありません。投稿者の設定、再投稿、スクリーンショット、別サービスからの転載などで、元の情報が引き継がれないことがあります。

次に見る:C2PAやContent Credentialsなどの来歴情報

画像に来歴情報が残っていれば、作成・編集の履歴を確認できる場合があります。C2PA / Content Credentialsのような仕組みは、見た目を推測するのではなく、ファイルに残る署名や来歴情報を見るための手掛かりです。

一方で、スクリーンショット、再圧縮、画像編集、SNSでの再処理などで来歴情報が失われることがあります。見つかった信号は証拠になりますが、見つからないこと自体は非AIの証明になりません。

画像に残る来歴・メタデータを確認

まずファイルに残っている情報を見ます。検出なしを「人間が作った」とは断定しません。

AI画像判定・生成元確認を開く →

目視で見るなら「単発のミス」より整合性

昔は「指の本数」だけでAI画像を見分ける説明がよく使われましたが、今はそれだけでは弱い手掛かりです。見るなら、一枚の中で情報が一貫しているかを確認します。

これらはあくまで「確認する場所」です。人の作画でも省略やミスはありますし、AI生成画像でも整合した結果は普通に出ます。

AIイラスト判定ツールは「補助証拠」として使う

AI画像チェッカーや分類モデルは、画像の特徴から確率やラベルを返します。便利ですが、モデル、画像サイズ、圧縮、加工、作風によって結果が変わります。1回のスコアだけで作者や制作過程を断定しない方が安全です。

特にイラストは、写真とは分布が違います。アニメ塗り、厚塗り、3Dレンダー、強いフィルターなどが混ざるため、「AIらしさ」を検出する分類器にも誤判定の余地があります。

pixivやSNSでAI絵か確認したいときの順番

  1. 投稿にAI生成ラベルや作者の説明があるか見る。
  2. 元画像を取得できるなら、C2PAなどの来歴情報やメタデータを確認する。
  3. 文字・反射・背景・小物など、画像内の整合性を見る。
  4. 必要なら複数の判定手段を使い、結果が一致するか見る。
  5. 証拠が弱い場合は「不明」のままにする。
公開で指摘するとき:判定ツールのスコアや手の形だけを根拠に、特定の作者を「AI使用」と断定するのは避けた方がいいです。来歴情報や本人の表示など、確認できる事実と推測を分けて扱います。

スクショ画像はさらに判定しにくい

スクリーンショットになると、元ファイルのメタデータや来歴情報が引き継がれないことがあります。画像だけ残っている場合は、元投稿や作者の説明を探す方が情報量が増えます。C2PAやSynthIDを含む一般的なAI画像確認の考え方はAI生成画像の見分け方でも詳しくまとめています。

よくある質問

AIイラストチェッカーで「AI」と出たら確定ですか?

確定ではありません。検出器は補助材料です。元画像の来歴、投稿時のラベル、作者の説明など、別の情報と合わせて判断してください。

pixivでAI生成表示がなければ手描きですか?

表示がないことだけでは断定できません。pixivにはAI生成作品設定がありますが、設定は投稿者が行います。また、転載やスクリーンショットでは元投稿の表示を確認できない場合があります。

指や文字がきれいならAIではない?

そうとは限りません。生成モデルの性能は上がっており、昔よく見られた崩れが出ない画像もあります。逆に人の作品にもデフォルメや作画ミスがあります。